私が子供の頃は(20年ほど前)、英語の習い事はまだ珍しい方でした。
それが今ではほとんどの子どもたちが、英語に関する習い事をしているということで、時代の流れを感じます。
学校の英語教育が前倒しになっている他、英検も一昔前の4級が今の5級…という感じでどんどん難しくなっています。
こういう流れの中で、「まずは楽しく英語に触れよう!」というのは、確かに古いのかもしれません。
「そんな悠長なことは言ってられない」、「もっとがむしゃらに単語なり文法なりやらせないと」と考える保護者の方もいることでしょう。
個人的にはそういった気持ちもよく分かります。
けれど早く始めれば始めるほど気を付けるべきポイントは、
「英語を嫌いになってしまわないように」ということ。
せっかく早くに取り組み始めても、アプローチの仕方を間違えてしまえば、英語へのトラウマを作ってしまうことにもなりかねません。
一度苦手意識を持ってしまったことに積極的に取り組むのは難しいことです。
反対に、一度楽しいと認識ができたことは、放っておいても積極的に取り組むようになるものです。
私は幼少期、どちらかというと内気で勉強も運動もあまり積極的に取り組むタイプではありませんでした。
ところが偶然にも近所にできた「英会話教室」の先生が
素晴らしい方で(明るくて優しくて、でも子供扱いしすぎない!)、
私は自然と英語を楽しいと感じるようになっていました。
英才教育の為に習っていた訳ではないので、当時の私にとっては「遊び」の感覚でしたが、おかげで中学、高校…と英語に関しては本当に積極的に勉強したことを覚えています。
小学2年生だった私の英語初体験が、もしもトラウマになるようなものだったら…きっと学校でも英語への苦手意識が続いていたと思います。
そんな訳で、私が英語レッスンを行う際は、
「まずは楽しむこと」を大切にしています。(生徒さんだけではなく自分も楽しむこと)
それは子供だけでなく、大人の方も同じです。
大切な試験を控えていたり、もっとストイックに行いたいというご要望があったり、、状況によってはアプローチが変わることもありますが、
それでも「笑顔がこぼれたり、ふっと一息つけたり」そんな雰囲気は大切にしたいと考えています。
結局何が言いたいかというと、、
現代の英語教育においても、
まずは簡単なことから、楽しいことから着実に触れていく…
そして「英語に興味を持ってもらう」という第一ステップを、
個人的には大切にしたいと改めて思ったのでした。
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